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博多川トイレ

2006年8月に行われた博多川デザイントイレコンペで最優秀をいただき、設計監理しました公共施設です。

場所は中洲と川端商店街の間を流れる博多川にかかる博多橋のたもとにあります。

床面積15平米に満たない弊社で設計監理した最も小さな建築です。

光・風・工法を主なテーマとしています。

コンセプトは、場所柄、夜遅くまで人通りがあり、公衆トイレとして女性の利用も求められるので、24時間誰でも安心して利用でき、いつまでも綺麗な状態が保たれるように考えました。

鉄とアルミとガラスでできた公衆トイレです。

外壁の材料や質感、照明に配慮し、明るく誰もが利用しやすく、川の対岸に対しても、道路側に対しても、分かりやすい外観で、昼夜とも街のランドマークになるように考えました。

博多の街並みに調和するよう、伝統的な障子や格子を連想させる材料も使用しています。

また、前面道路は、1方通行で、明治通りと国体道路の抜け道として夜間まで、かなり多くの通行量があるので、出来るだけ通行規制することが無く工事が出来るように、材料を部品化し、工場製品として、現場では、搬入した材料を組み立てることで、トイレが完成するようにしています。

自然通風・自然換気・自然採光の公共トイレで、デザインだけでなく機能的にも優れた建築になっています。弊社で設計した最も小さい建築ですが、かけたエネルギーの凝縮された思い出深い建築です。


2007年8月にオープンしました。

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博多川の川面に映る夜景。外壁は、障子のような半透明なガラス(プロフィリットガラス)と格子によって構成

外壁 ZAM鋼板素地の鈍い輝き ピクトは打ち抜き 夜は内部の光で形が浮かび上がる  屋根・天井はアルミハニカムパネル

プロフィリットガラスとZAM鋼板格子はそのまま内部の仕上げにもなっています

壁は、内側プロフィリットガラスと外側ZAM鋼板の2層構成で、視線は遮り風を通すディテール  ガラスは汚れが付きにくく掃除もしやすい

外部の鋼板のパンチング模様や切り抜いたピクトサインが 太陽光で内側のプロフィリットガラス面に浮かび上がる

道路側の外観 ZAM鋼板に街の明かりとヘッドライトが反射し、内部の光がパンチングとスリットからこぼれ落ちる

妻側は街並みに調和するZAM鋼板の格子でそのまま内部の仕上げにもなって自然換気し 中が見えない構造になっています

川に面しては、二重プロフィリットガラスの下に間接照明を仕込み白く光らせ、トイレ利用者の影がガラスに映らないように配慮しています

飢饉で亡くなった人々を供養する行事 博多川・灯籠流し 浮かぶ流し灯篭と川面に映る博多の街の行灯としてのトイレ

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