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設計監理Q&A
設計事務所にまつわる疑問にお答えします

Q1. 設計事務所とは何をする会社ですか?
A. 設計事務所は建築設計の専門家の会社です。日本の全ての建物は、設計士の資格を持つ者が設計しています。
建築主から建築の設計の依頼を受け、建築の設計をし、その後、建設会社を決めて、工事中には監理するのが、最も一般的な設計事務所'像'です。
(建築士が、建設会社の社員であることもありますし、建設会社、住宅メーカーから発注を受けて設計している場合もあります。)
その他に、構造設計を専門にする設計事務所や、設備設計を専門にする設計事務所もあります。


Q2. 設計士と建築家はどう違うの?
A. 日本には建築家という資格は無いので、建築家、建築士と2つの呼ばれ方をしています。
建築全般の専門家=建築士。設計の専門家=建築家という見方もあります。それは、建築士の中には建設会社に勤めていて、施工や営業を専門業務としている人も相当数おられますので、そういう人は一般的には建築家とは呼びません。建築の設計を職業としている人は建築家と呼んで良いと思います。
福岡県建築士会のページ 建築士って何をする人?


Q3. 敷居が高そう。 案を強要し建築主の意見を聞かない?
A. 住宅メーカーの宣伝で、そのようなことが言われているようで、驚きと同時に残念でなりません。
通常の建築家=設計士はそのようなことはありません。
個性の強い有名建築家に設計を依頼したい建築主は、その作風を気に入って、そのブランドを手に入れたいと考える人でしょうから、その建築家の案に喜んで従う人ではないかと思います。
そうでない方は安心して設計事務所に依頼してください。ただ、建築の種類によって得手不得手がある方もおられますので、良く話を聞いてから設計契約しましょう。
こだわりや趣味・嗜好・ご希望は歓迎です。むしろ、こだわりが無いのでご自由に設計してくださいと言われれば、設計の手ががりを失ってしまいます。


Q4. 設計案が気に入らない場合は契約を解除できる?
A. 一度の案の提示で気に入っていただいて、そのまま実施計画として決まることはありません。建築主の必要な建物を実現するのが設計者の責務と考えていますので、弊社では、気に入る計画となるように何案も提示しています。打合せをする中で、建築主の求めているものや嗜好を判断し、軌道修正していきながら実施計画へと収斂させていきます。
設計案が気に入らないと言うよりは、今までありませんが、どうしても、互いに信頼関係を築くことが出来なければ、途中で契約解除することは出来ます。その時は契約条件によりますが、それまでの業務量に応じて清算することになります。


Q5. 設計期間はどの程度かかる?
A. 平面を決めるのに最も時間を必要とします。早いうちに考えが一致すれば短期間で済みますが、そうでないことも多いです。設計事務所に設計を依頼される方は一般的に、こだわりや、解決すべき課題がある方が多いので、時間がかかることが多いです。建物の用途・構造・規模によりますが、一般的に新築の設計で3ヶ月~1年程度かかります。


Q6. 設計だけをして、監理しなくても良いのでは?
A. 一言で言えば、設計の意図を伝え、間違いを防ぐために必要となります。設計事務所が建築主から依頼されて設計した設計図には、間取りや形状だけではなく、建築の品質を決める仕様や造り方など細かく決めていることが一般的です。図面枚数も数十枚になります。
この図面の通りに施工する時に、故意ではなくても、図面と異なる施工がされていることがあった場合、それが問題な場合は是正を指示します。また、施工側から「設計図はこの様になっているが、別の作り方が、作り易くて綺麗に仕上がるので変更して良いか」という質疑が上がってくることもあります。
他に、色をトータルコーディネートして建築主に提案して決めたり、工事中に変更したくなった場合、設計の意図を理解している者でなければ適切な変更が出来ないこともあります。
建築は現場で職人さんが作りますので、その仕上がり具合を確認したり、施工会社から出てくる変更見積もりが妥当かなど、現場には仕事が山積しています。
現在は、確認申請で誰が監理するのか記載しなければなりません。以前は必要なかった項目が、記載が必要になったのは監理の必要性がより高まった表れだと思います。
また、リフォームや改修は、工事中の予期せぬ変更が多いので、監理しないと(第3者が入らないと)不満が残ることがあるようです。


Q7. 照明は設計に含みますか?
A. 必要な明るさの確保、空間の雰囲気を決定づけるために、照明は設計の重要課題です。照明器具の平面位置・設置高さ、器具の選定など全て設計に含みます。


Q8. 家具の設計や選定もしてもらえますか?
A. 家具は、使い勝手や部屋のイメージに大きな影響を与えます。 そのため、特注家具や造り付け家具は設計に含みますし、既製品の選定のお手伝いもしています。特に、ダイニングテーブルと椅子は重要です。


Q9. 建設会社はどうやって決めるの?
A. 建築主に深いお付き合いの会社があり、技術的に建設可能であれば、設計完了後に、そこに設計図を渡して見積もってもらい、それで合意できれば、その方法でもいいです。
一般的には知り合いが無い方が多いので、設計完了後に、設計図を配布して建設会社数社に見積もりを依頼し、一般的に最も低価格の建設会社と工事契約を結んでいただいてます。 見積もりしてもらう建設会社は、ご紹介できますし、お知り合いの会社に、見積もりに参加してもらうこともできます。
ローンの関係で銀行からの紹介で、見積に参加される施工会社も良くあります。


Q10. 設計監理料の支払条件は?
A. 下記を目安にしていますが、個々で資金計画が異なりますので、契約する時に話し合って決めています。
(設計監理の契約金額を100とした%表記)
           相談           無料
           契約・着手時      15%
           平面・立面決定時     15%   
           設計完了時       40%
           監理(上棟時)     15%
           監理完了時       15%
           合計          100%
 
新築の時のトータルコストの時系列表は、こちらへ>>>


Q11. アフターサービスはありますか?
A. 引渡し後1年、春夏秋冬を経て、使用状況が1サイクルします。
施工会社は機器の調整、不具合の補修・対策をします。弊社は検査・補修内容の検討・補修の確認などをします。
施工に瑕疵が有れば、無償で方策を検討し施工会社に補修や対策の指示をします。定期検査の時だけでなく、何かお気づきのことがありましたら、随時対応いたします。 
(品確法により、構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分については10年保証が適用されます。)
不具合が発生した場合は、原因を特定し、補修や対策を施しますが、その原因や問題の程度について施工会社の見解だけでなく、設計監理者の意見を入れることができるのも設計事務所に発注する大きなメリットです。
建築は、長く使用するものです。使っていくに従って、利用形態が新築の時と変化することや、材料が痛んで修繕を必要とすることがあります。使い勝手のことや、メンテナンス、リフォームのことなど何でもご相談ください。 




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