伊万里市駅ビル

歴史と文化のかおる伊万里市の鉄道のターミナルビルで、それぞれＪＲ伊万里駅と松浦鉄道伊万里駅のツインビルになっています。

2000年の11月に行われた公開コンペティションで最優秀をいただき、設計監理をいたしました。

線路により分断されていた街ですが、両駅がそれぞれ終着駅になることによって、南北の町がつながることになりました。

伊万里駅ビルを中心とした再開発事業が、国土交通省主催の第１７回全国街路事業コンクールで国土交通大臣賞を受賞しました。

西駅ビルの2階には古伊万里や鍋島焼を展示する美術館「伊万里・鍋島ギャラリー」があります。

構造：RC造　S造

階数：２階

伊万里・鍋島ギャラリー:2003年4月12日開館

問合せ：伊万里・鍋島ギャラリー

電話0955-22-2267

駅ビル改修工事の設計監理

2017年、竣工から15年が経過し、周辺も整備され街並みも大きく変わりつつあります。西九州道路も完成が近づきアクセスが非常に楽になりました。現在の新しい使い勝手に合わせた改修の設計をさせていただきました。

東駅と西駅のツインビル　街のランドマークとなるよう、また、両駅ビルが対話するよう形の異なる塔を設置しました

東駅の塔は正方形の屋根を　西駅の塔は円形の屋根をのせています　両駅ビルはペデストリアンデッキで連絡されています

雨の時でも濡れずに連絡できるようキャノピーが設けられています

西駅ビルの塔の下　トップライトになっています　ここは伊万里・鍋島ギャラリーのエントランスにもなっています

東駅ビルの塔の下もトップライトになっています

どちらの塔の下も伊万里焼をあしらった照明で照らされています

東駅ビル１階　奥にJR伊万里駅の入り口が見えます　両駅ともエレベーターの周囲に階段が回っています　

伊万里・鍋島ギャラリー

西駅ビルの塔とキャノピーの夕景